2020年6月、我が家で3代目のカブトムシが次々と羽化しました。飼育ケースの数が不足するため、現状の資源を最大限に活かすカブトムシケージを手作りすることにしました。
はじめに…
3年前の夏、子供と一緒にキャンプに行き、そこで早朝にカブトムシを捕まえました。家に持ち帰り、飼っていたところ、そのカブトムシが卵を産み、12匹が成虫になりました。その後、その子たち(2代目)も卵を産み、3代目となる成虫が23匹羽化しました。
3代目の成虫
3代目はひとつの衣装ケース(385×500×300mm)で25匹の幼虫を飼育するという、過密な状態で育てましたが、2020年6月17日22時頃に羽化を確認し、最終的には雄が14匹、雌が9匹の合計23匹が成虫になりました。
【ご参考】羽化した3代目カブトムシの記事はこちらになります👇
4代目に向けてケージの作製を決断
4代目の誕生に向けて雄雌のペアで飼育したいところですが、手持ちの飼育ケースは数が限られます。また、2代目の成虫は玄関で飼育していたのですが、少し臭いが気になること及び他の生き物も飼育している関係で十分なスペースが無くなってきています。このため、何か別の方法を考える必要があります。
そこで、今ある資源を最大限に活かしつつ、飼育可能な空間の容積を増やすため、幼虫飼育ケース(衣装ケース)の上に囲いを覆い被せるタイプのカブトムシケージを作製し、屋外で飼育することにしました。
カブトムシ用の手作りケージ
資源の有効活用のため、幼虫飼育(衣装)ケースはそのまま利用します。飼育ケージ内の容積を高さ方向に増やすため、通気性が良く、しかも簡単には逃げることができない囲いを設けます。この囲いは軽くて比較的加工が容易な木材で骨格を形成し、透明な塩ビシートで観察窓を作ります。その他部分はバーベキュー網や網戸網で覆うことで通気性を確保します。この際、バーベキュー網は固いので骨格の一部としても機能させます。構造天井部分には衣装ケースの蓋をそのまま載せます(不図示)。
ケージ(囲い)の材料とその費用
ケージ作製のために購入した材料はこちらになります。
材料の購入費用は以下の通り、合計2754円でした。なお、ネジ類や画びょう、結束バンドなどの汎用品は全ての材料を使い切ったわけではないので、実際に使用した材料の費用はこの金額よりやや低くなります。
ケージの骨格部分
幼虫飼育(衣装)ケース上部に配置する囲いの骨格には木材(杉)を使用しました。杉を選んだ特別な理由はありませんが、店舗に置いてあった手頃なサイズの木材がたまたま杉でした。
サイズが1280×14×30mmの木材4本から以下を切り出し、骨格部分を形成します。
A: 40×14×30mm 4本
B: 50×14×30mm 4本
C: 75×14×30mm 4本
D: 60×14×30mm 2本
E: 44×14×30mm 1本(継足し)
その他 小片(接合補助)
なお、Eの部分は継足して上記サイズを実現しています。
ケージの組み立て
組み立ては、念のため幼虫飼育(衣装)ケースと現物合わせしながら行いました。
切り出した木材はタッピングネジで接続、固定します。そこにバーベキュー網を結束バンドで固定します。さらに一部の木材はバーベキュー網にタッピングネジや結束バンドを用いて固定します。
側面はバーベキュー網ですが、後ほど述べる観察窓(塩ビ板)以外は網戸網を画びょうで木材に固定します(黄色の円内など)。ゆるい作りです。😂
観察窓の下の部分(Eの部分)は木材を継足して固定していることが分かると思います(白色の円内)。😢
前面に観察窓(塩ビシート)を丁番を介して固定することで上部の囲い部分は完成です。丁番を固定するためのネジ穴の位置を間違えたので観察窓には無駄な穴が4つ空いています(黄色の円内)。😢
観察窓の下部中央に穴を開け、その穴にヒートン(家にあったもの)を通すことで観察窓の取っ手兼固定部材としています(黄色の点線円内)。
一方、幼虫飼育(衣装)ケースの方は、朽木などを用いて高さ方向に移動可能(存在可能)な空間を広めます。
幼虫飼育(衣装)ケースの上に作製した囲いを載せ、さらにその天井部分に衣装ケースの蓋を載せることで完成です。
実際には、天井部分(衣装ケースの蓋)の上に植木鉢などを重石の代わりに置いています。ゆるゆるな作りですが、逃げ出すことはないようです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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羽化した3代目カブトムシの動画はこちらになります。
3代目幼虫のマット交換の動画はこちらになります! 幼虫系が苦手な人は閲覧注意です。