屋外で飼育しているカブトムシの状況を確認しました。この際、蛹室を壊してしまうかもしれませんので、人工蛹室を準備しました。2匹の蛹を見つけて無事であることを確認し、人工蛹室に入れました。その後、人工蛹室内の蛹の羽化が始まりました。
はじめに…
3年前の夏、子供と一緒にキャンプに行き、そこで早朝にカブトムシを捕まえました。家に持ち帰り、飼っていたところ、そのカブトムシが卵を産み、そのうち12匹が成虫になりました。その後、2代目も卵を産み、3代目となる成虫へ成長し、さらに4代目となる卵を産みました。2020年の晩夏に卵は孵化し始め、秋(2020年10月)に確認したところ30匹の幼虫が育っていました。3代目のときは、屋内(玄関)で飼育をしましたが、4代目は、幼虫の数が増えたので、屋外と屋内(玄関)に分けて飼育することにしました。
2021年6月後半、屋内で飼育しているカブトムシが羽化しました。昆虫ゼリーを与えたところ、餌を食べ続ける個体がいる一方で、交尾を始める個体もいました。
2021年6月後半の屋内飼育のカブトムシに関する記事です👇。
ご参考になれば幸いです。
屋内で飼育しているカブトムシは全て羽化しましたが、屋外で飼育しているカブトムシはまだ羽化していないようです。そこで屋外の飼育ケースの状況を詳細に確認することにしました。この際、まだ羽化していない蛹の蛹室を壊してしまう可能性があります。そこで、人工蛹室を準備したうえで確認することにしまいた。
人工蛹室
人工蛹室は、身近にある材料で簡単なものを作りました。材料は、500mlのペットボトル(上部をカットしたもの)とトイレットペーパーの芯(長手方向に切り込みをいれたもの)だけです。
ペットボトルは、できるだけストレートな形状(太さが一定の領域が広い)ものが良いと思います。飲み口に向かって細くなる部分よりも下の部分でカットします。カットする位置は想定する蛹の大きさに合わせれば良いと思います。
トイレットペーパーの芯は、長手方向に切り込みを入れます。この際、人工蛹室の中の状態を観察したい場合は、ご自身が観察する際に必要だと思う窓(領域)の幅に合わせてカットします。自分の場合は、1~2cm程度カットしました。なお、芯の内部がツルツルな場合は、羽化したカブトムシがよじ登れるように、その表面のツルツルした層を剥がしておくと良いかもしれません。
①ペットボトルの中に、1~2cm程度の厚さになるように昆虫マットを入れます。
②ペットボトルの中にトイレットペーパーの芯を底まで届くように入れます。
③トイレットペーパーの芯の外周部に昆虫マットを詰めていきます。スプーンのようなものがあると便利です。
④昆虫マットをトイレットペーパーの芯よりやや低い高さぐらいまで詰め込んだら完成です。
飼育ケース内の確認
人工蛹室が準備できたので、飼育ケース内の状況を確認します。
まずは、①朽木を除去してから、
②昆虫マットを上層からやさしく払いのけていきます。(上層はふかふかで柔らかいです。)
③オスの蛹を見つけました。蛹室が崩れてしまったので掘り出すことにします。
④蛹室の周りを崩して掘り出します。
早速、人工蛹室に入れます。
メスの蛹も見つけました。
オスの蛹と同様に掘り出して、人工蛹室の中に入れます。メスは小ぶりなので、このとき用意していた人工蛹室では大きすぎる(深すぎる)気がします。
そこで、急遽、小さなペットボトルで浅い人工蛹室を作り、その中にメスの蛹を入れることにしました。
小さなペットボトルは、明治プロビオヨーグルトR-1ドリンクタイプ 112mlの容器を利用しました。この容器だと、下部に敷く以外のマットは不要になります。カブトムシの蛹の人工蛹室にちょうど良い大きさかもしれません。
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ついに羽化開始
人工蛹室に入れて約10日後の深夜にメスのカブトムシの羽化が始まりました。
残念ながら、気付いたときには、大部分の殻を脱いだ後で、殻を脱ぐ瞬間を見ることはできませんでした。羽化直後の白い外羽根はとても綺麗と感じました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事の動画はこちらになります👇 もし、宜しければ動く姿もご覧ください。
先に羽化した屋内のカブトムシの動画はこちらになります。👇
3代目カブトムシの交尾~4代目の卵の孵化まで動画です👇。
手作りの飼育ケージの動画はこちらになります。
羽化した3代目カブトムシの動画はこちらになります。