こどもと一緒に捕獲したカブトムシの累代飼育を続けています。現在、我が家では5代目となるカブトムシの幼虫を飼育していますが、こどもは既に、ほぼカブトムシを卒業したので父親が細々と飼育を続けています…😅
はじめに…
4年前の夏、こどもと一緒にキャンプに行き、そこで早朝にカブトムシを捕獲しました。家に持ち帰り、飼っていたところ、そのカブトムシが卵を産み、そのうち12匹が成虫になりました。その後、2代目も卵を産み、それが成虫になり、3代目、4代目と続きました。
4代目の成虫については、こどもの興味がかなり薄れていることもあって、父親があまり手間をかけずに細々と飼育を続けていました…😅。
らくらく繁殖法?!
「手間をかけない」、といっても相手は生き物ですから、最低限、必要なことは手を抜かず、できれば5代目へつなげたいと考えています。
これまでは、羽化した成虫は、掘り出した後、雄と雌をつがいにして、別々の飼育ケースで飼育したり、やや大きな手作りのカブトムシケージに複数のペアを一緒に入れて飼育したりしていました。
(【ご参考】手作りカブトムシケージの記事👇)
今回は、羽化した成虫を幼虫を飼育していたケース(飼育装ケース:衣装ケースを流用)で、そのまま飼育し続けました。
この際、飼育ケースには、4月に最後の交換をしたマット(土)、つまり、蛹が羽化する際に使っていたマットをそのまま入れっぱなしにしていました。そして、朽木やえさ台などを配置して、昆虫ゼリーを餌として与えました。
(【ご参考】最後のマット交換の記事👇)
毎日、昆虫ゼリーを与えるだけの飼育を続けたところ、結果としては、交尾→産卵→孵化→初(1)令~2令幼虫まで進んだことを確認しました😄。
以下、その状況を写真を交えながらご紹介いたします。
上述のとおり、幼虫を飼育した飼育ケースで、ほぼそのまま成虫の飼育を続けました。飼育ケース内は雄が3匹、雌が6匹という構成です。これは、単に4代目の成虫では、雄に対し雌のほうが数が多くなったからで、何か特別なことを意図した訳ではありません。
他の個体を傷つける可能性が高い雄の数が少なかったことは、結果として良かったのかもしれません。
交尾
2021年6月24日、まだ、成虫を掘り出す前の状況なので、何匹、成虫なったのかも分からない状態でしたが…。
羽化後、それほど日には経ってはいませんが、昆虫ゼリーを食べる雌の個体の傍らで既に交尾が始まっていました…😅
産卵
2021年7月19日、我家では5代目となる卵を見つけました。どうやら無事産卵しているようです。
本来はマットの中に産卵するのではないかと思いますが、いくつかマットの上で見つけました。中には、昆虫ゼリーの中にあるものも…😅
マットの上で見つけた卵は、念のため、マットの中に軽く埋めておきました。
マットの中の状態確認
2021年9月6日、飼育ケース内の成虫を全て別の環境に移動させて、マットの中の状態を確認してみました。
既に孵化は終わっていたようです。初令(1令)から2令の幼虫が全部で13匹いることを確認しました。取りだした幼虫は全て元に戻します。
通常、1匹の雌は、20~30個の卵を産むようです。飼育ケース内にいた4代目の成虫の数を考慮すると、この飼育ケース内の5代目の幼虫の数はかなり少ないのかもしれません。
一方、幼虫の数が増えると、その分、飼育する際の負荷が大きくなります。このため、あまり増やしたくない、という気持ちもあります。
増えた分は自然界にかえすということも考えられますが、初代を採取した場所が同じ地区内とはいえ、現在飼育している場所(自宅)周辺に生息している個体と、遺伝的に離れた個体ではない、という保証は無いので、基本的には意図的に自然界にかえすことは控えたいと考えています(考えすぎかもしれませんが…)。
このため、結果として、あまり手間をかけずに、まずまずの数の幼虫が育ってくれたと感じています。
なお、過去に同じような大きさの飼育ケースで11~18匹の幼虫を飼育した実績があるため、13匹の幼虫は、このままの状態で飼育を続けたいと考えています。
先代からのマットを使い続けているためなのか、カブトムシの幼虫以外に小さな生き物が複数同居していることを確認できます(黄色の円内の白いもの)。小さすぎて何なのかよく分からないのですが、早々にマット交換をした方が良いのかもしれません…。
むすび
過去には、雄と雌の成虫をつがいにして、個別の飼育ケースで繁殖を進めたこともあります。さらに交尾後は、雄と雌を別々にして飼育したこともあります。こうすることで、個体数は確実に増えますが、より多くの飼育ケースが必要となり、餌の交換などの手間がより多く必要になります。
今回、羽化後の成虫が気付いたときには交尾を繰り返しており、ペアリングする間がなかったこともあって、そのままの環境で飼育を続けることにしました。
結果としては、あまり手間をかけることなく、個体数の増加も抑制した状態で2令幼虫まで進んでいます。
我が家では5代目となるカブトムシの幼虫が無事、成虫になることを期待しています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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