2022年6月下旬、室内(玄関)で飼育していた我が家では5代目となるカブトムシの羽化が完了していることを確認しました。そこで、7月になったところで、屋外飼育のカブトムシについて掘り出しを進めたところ、まだ、蛹のままだったため、急遽、簡易的な人口蛹室に移すことにしました。その後、一部は無事に羽化しましたが…。
はじめに…
4年前の夏、子供と一緒にキャンプに行った際、早朝にカブトムシを捕まえました。家に持ち帰り、飼育していたところ、そのカブトムシが卵を産み、そのうち12匹が成虫になりました。その後、2代目も卵を産み、3代目、4代目と続き、2021年7月には5代目となる卵を確認しています。
4代目の飼育からは数が増えたため屋内(玄関)のスペースだけでは飼育が難しくなったので、その半分を屋外にも分けて飼育しています。この際、屋内飼育のカブトムシには、赤みが強い雄(オス)のカブトムシがいました。そこで5代目となるカブトムシがより赤くなることを期待して、同じ飼育ケースに雌(メス)の中では色の赤みが強い個体も入れて飼育していました。
6月下旬に、屋内(玄関)で飼育していたカブトムシの羽化が始まりました。掘り出してみるとこれまでで最も赤みが強い成虫が誕生しました。
赤い?!カブトムシの記事はこちらに👇になります。
屋外飼育のカブトムシの掘り出し
7月に入り、既に屋内(玄関)飼育のカブトムシの羽化が完了していたことから、屋外飼育のカブトムシについても羽化しているものと考え、掘り出すことにしました。
マットの上に出ている成虫は確認できなかったため、念のため、マットの上層部から少しずつ確認を進めると、ポッカリと穴が開いてしまいました。中をのぞくとカブトムシの蛹が見えました。
この穴はまだ羽化していない雄のカブトムシの蛹室でした。このまま軽く蓋をして、羽化するのを待つこともできましたが、過去に人口蛹室で羽化するところを観察した経験があったため、今回も急遽、蛹をマットから取り出して人口蛹室に入れることにしました。
2つ目の蛹室
ところが、この蛹を掘り出すために、蛹室の周辺のマットを少し取り除いたところ、隣接する別の蛹室の天井部分を意図せず取り除いてしまいました😅。
こんなに近くに別の蛹室があることは想定していませんでした。そこで、こちらの蛹室からも蛹を取り出し、2匹の蛹を人口蛹室に入れることにしました。
最初の蛹室の蛹は雄、2つの目の蛹室の蛹は雌でした。
3つ目の蛹室
実は、2つ目の蛹を取り出す際、2つ目の蛹室に隣接する別の蛹室を一部崩してしまいました。このため、3つ目の蛹室の蛹についても取り出して人口蛹室に入れることにしました。
3つの蛹室はかなり近い位置に隣接していました。日本のカブトムシは縦に蛹室を形成するので、少ない面積で比較的高密度に飼育できることを改めて認識しました。
3つ目の蛹室の蛹は雄でした。
人口蛹室
羽化していないことをあまり想定していなかったため、人口蛹室は手元にあった材料を用いて5分程度でつくる簡易的なものにしました。
以前は、蛹室の大きさと同程度の大きさの容器を用いたりもしましたが、今回は大きめの容器しかなかったため、蛹室の広さはトイレットペーパーの芯で再現して、トイレットペーパーの芯と容器との隙間をティッシュペーパーで埋めることにしました。
蛹室の底やトイレットペーパーの芯と容器との隙間には、以前は蛹がいた飼育容器内のマットを入れたこともありましたが、あまり意味は無いようでしたので、今回はティッシュペーパーを利用しました。
(以前の人口蛹室に関する記事はこちら👇になります。)
人口蛹室に移してから6日後です。特に異常はなさそうです。蛹の色が全体的に濃くなってきたように見えます。
羽化
更にその3日後(掘り出しから9日後)、雌のカブトムシの羽化を確認しました。まだ、前羽の色が白いので羽化直後のようです。まずは、1匹、無事に羽化できて良かったです😄。
その翌朝(掘り出しから10日後)、今度は、2匹のうち1匹の雄が羽化していることを確認しました。こちらも無事に羽化できました。前羽の色がやや薄いものの、既に茶色になっているので、羽化してからある程度、時間が経過しているようです。
その14時間後(その日の夜)、掘り出した3匹の蛹のうち、最後の一匹の羽化が始まっていました。前羽が少し折れているように見えます。少し心配です…。
結果としては、残念ながら最後に羽化したカブトムシは羽化不全でした。理由は良くわかりません。
むすび
3つの人口蛹室は同じ場所に1~2cmの間隔で配置していたので、温度や湿度などの周囲環境については、正常に羽化した2匹と、羽化不全となった1匹で、違いは無かったと考えています。また、人口蛹室の容積もほぼ変わらないと思います。大きく違っていいた点は、人口蛹室として利用した容器(PETボトルなど)の底面の形状が、正常に羽化した人口蛹室の場合は平らでしたが、羽化不全となった人口蛹室では凹状となっており、その凹みに蛹がはまった様になっていました。しかし、これが羽化不全の原因なのかどうかはわかりません。
昨年も羽化不全となった雄のカブトムシがいましたが、他の個体と同じくらい生きており、交尾をしていたことも確認しています。結果として、今回、最後の一匹が羽化不全となりましたが、他の個体と同様に飼育を続けようと思います。
(そのときの記事はこちら👇になります。)
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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