2020年の夏に自宅の庭でニホントカゲ(ヒガシニホントカゲ)を捕獲しました。電気代や餌代などの維持費がかからない「らくらく飼育法」
ニホントカゲ(ヒガシニホントカゲ)のらくらく飼育法 - i-papax’s blog (いきもの)
でついに5年目を迎えることができました。
これまでに与えてきた餌(えさ)について、特に今回はコガネムシの幼虫について報告します!

ニホントカゲ(ヒガシニホントカゲ)の餌(えさ)
ニホントカゲの餌としては、バッタ、コオロギ、レッドローチ、ジャイアントワームなどが一般的なようです。
自分が実践しているらくらく飼育法では、基本的に自宅の庭に生息している虫やミミズを与えています。野生のミミズには寄生虫がいる場合があるようですが、それも自然環境の一部だと考え、餌になりそうな生き物を与えています。
なお、ニホントカゲの頭より大きな餌を与えると、詰まらせて死んでしまうことがあるようですが、このことに関しても大小さまざまな餌になりそうな生き物を飼育容器内に入れ、何を捕食するかは、ニホントカゲ自身の選択に任すことにしています。
とはいえ、選択肢が無く、自然界では食べることが無いものを選ばざる負えない状況にはしたくないため、常に餌になりそうな生き物を可能な限り、飼育容器に入れるようにしてます。
コガネムシの幼虫は餌になるのか?
ニホントカゲは肉食性であり、バッタやコオロギなどの昆虫や蜘蛛など、甲虫のように固い殻のない、比較的柔らかい生き物を好んで食べるようです。コガネムシの成虫は主にキチン質やタンパク質で構成される固い殻(外骨格)で覆われているため、ニホントカゲの餌には向いていないと思います。

一方、コガネムシの幼虫は、大きな顎を持つ頭部は固そうに見えますが、胴体部分には外骨格が無く柔らかそうなので、食べることは可能と思われます。

そこで、実際に庭で捕れたコガネムシの幼虫を与えてみました。
コガネムシの幼虫の食べ方
飼育中のニホントカゲは、人に慣れていることもあって、箸から直接、餌を食べることもあります。
今回、コガネムシの幼虫を見せたところ、後ろ足2本だけで立ち上がり、何が来たのか舌を出して、様子をうかがっていました。



このため、直ぐに食い付くのではないかと思ったのですが、近くに置いても、スルーしてしまい、興味がなさそうです。

今はお腹が空いていないのか、あるいは、コガネムシの幼虫は餌には向かないのか、さらには、もうだめかなぁ、と思い始めた時にアタックを開始しました。

頭部をくわえこんでいます。そのまま、引きずり回してコガネムシの幼虫の動きを止めようとしているようです。
まるで肉食獣が獲物の喉笛をくわえているかのようです。(コガネムシの幼虫に喉笛があるのかどうかわかりませんが🙇)

執拗に頭部に嚙みついています。何度も嚙むことで絶命させようとしているか、あるいは、固い頭部を柔らかくしているのでしょうか?

そのまま、頭部から飲み込み始めました!

どんどん飲み込んでいきます!

時間はかかりましたが、やっと飲み込みを完了しました。
ここまで、アタックを開始してから、約5分かかりました。
比較的長丁場だったので、疲れてしまったのか、しばらくは、そのまま動きません…🤨

その後、徐に向きを変え、周辺を少し歩いてから、満足したのか、近くの巣穴に潜りこみました。
(この場所に巣穴があることに気づいていませんでした…😅)

お疲れさまでした!😄

むすび
最初、コガネムシの幼虫に興味を持ったように見えましたが、実際には、なかな杭付くことをしませんでした。このため、与えたコガネムシの幼虫が大きすぎたのか、あるいは、空腹ではないのか、など少し考える時間がありましたが、最後はしっかりと完食してくれました。
コガネムシの幼虫は、庭に植えた植物にとっては、好ましい存在ではないようなので、ニホントカゲが餌として食べてくれるととても助かります。
今後もコガネムシの幼虫を見つけたときは、ニホントカゲの餌にしたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
動く姿(ニホントカゲがコガネムシの幼虫を捕食する場面)はこちら👇 でご確認いただけます。楽しんでいただけますと幸いです。