i-papax’s blog (いきもの)

子供と一緒に捕獲した様々な生き物を飼育しています。素人ですが、飼育方法など実績を基にした情報を発信いたします。

コクワガタ 繁殖に初挑戦 その2(割り出し)

コクワガタの雄(オス)とコクワガタと思われる雌(メス)の個体を野外採取しました。そこで、自身では初となるコクワガタの繁殖に挑戦することにしました。

産卵セットを組んでから約2ヶ月経過したため、10月初旬にその割り出しをすることにしました。

はじめに…

これまで子供といっしょに採取したカブトムシの累代飼育をしていましたが、子供は成長とともにカブトムシへの興味がなくなり、今では自分一人で飼育をしています…😅。

カブトムシは数が増えたこともあって、成虫の餌(昆虫ゼリー)代がそれなりに掛かるようになりました。また、特に成虫を玄関で飼育する際、そのニオイが気になると、家族から多少、苦言をいただくこともありました…😭。

カブトムシのことは好きなのですが、より小型なクワガタであれば、餌の消費量が少なく、ニオイがあまり出ないのではないかと思い、クワガタの採取を進めました。その結果、コクワガタと思われるつがい(雄と雌)を採取できたので、8月初旬に産卵セットを組み、自身では初のコクワガタの繁殖に初挑戦することにしました。

(産卵セットに関する記事は以下👇になります。ご参考になれば幸いです。)

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産卵セットを組んでから約2ヶ月経過しました。

この間、昆虫ゼリーの交換と適度な水分補充のほかは、ほぼ放置していました😓。

飼育ケースの側面や底から観察したところ、幼虫らしき姿は見えません。このため、割り出しを行うキッカケがない状態でした…。

しかし、産卵したコクワガタの雌は、栄養補給の為に栄養価の高い幼虫を食べてしまう、いわゆる子食いの可能性が高いことで知られています。

そこで、産卵‐孵化の確証が全く無いまま、割り出しをすることにしました。

割り出し

10月初旬、曇り空のなか、割り出しを行いました。

成虫はマットの中に潜っているのか、姿が見えません。

飼育ケース(産卵セット)内の状況

朽ち木は、その原形をほぼ留めており、さらに表面には一部に黄色い筋状のものが発生しています。不安がよぎります…😓

左側の朽ち木を取り除くと、その下に成虫が固まって居ました。雄(オス)が2匹、健在のようです。

飼育ケース(産卵セット)内の状況

このを2匹取り出したところ、雌(メス)もいるようですが、何か様子が変です。

慎重に拾い上げてみると…、

どうやら☆彡になってしまったようです😭。

雄2匹と同居を続けたのが良くなかったのかもしれませんが…、

野外採取の個体でしたので、寿命だったのか、何か他に原因があったのかは、良く分かりません…😓
不安はつのりますが、割り出しを続けます…。

飼育ケースに残した朽ち木から割り出しを始めました。こちらの朽ち木は、かなり柔らかくなっていたので、手で簡単に崩せます。

食痕のようなものはあるのですが、何もいません…。

一本目の朽ち木の様子

朽ち木をさらに慎重に崩していったところ、何かが転がり落ちました。

最初に発見した(1匹目)の幼虫

幼虫です!やっと1匹、幼虫を見つけることができました😄。

雌は既に☆になってしまいましたが、立派に産卵の大役は務めてくれたようです😊。

その後、割り出しを続けると、1本目の朽ち木からはトータル5匹の幼虫をみつけることができました。

一本目の朽ち木から見つかった幼虫

さらに飼育ケース内のマットの中からも1匹みつけました。

マットの中ら見つけた幼虫

次にもう一方の朽ち木の割り出しを行います。

2本目の朽ち木

こちらの朽ち木は一本目の朽ち木よりも全体的に硬い感じがします。

目立つ食痕も無いようですので、期待は下がります…😓。

2本目の朽ち木

一本目のように簡単には崩れないので、朽ち木を割るには、やや力が必要です。

幼虫を傷つけないために何か道具を使った方が良さそうですが、今回は手で慎重に進めることにしました。

2本目の朽ち木の幼虫

期待は低かったのですが、2本目の朽ち木からも幼虫を発見できました。

2本目の朽ち木の幼虫

最終的には、こちらの朽ち木からは全部で4匹みつけることができました。

朽ち木の外観からは幼虫がいるようには見えませんでしたが(素人ゆえ…😅)、ちゃんと中に生息していました。

この結果、今回の産卵セットでは、雌1匹からトータル10匹の幼虫の孵化を確認できたことになります。

100均(ダイソー)の朽ち木ということで、低コストな分、多少の心配はありましたが、ここまでは順調に進められたのではないかと思います。

幼虫飼育セット

今回見つけた10匹の幼虫は、菌糸ビンは使わずに、産卵セットを組んだ際に購入した『くぬぎマット』の残りを利用して飼育することにしました。

マット飼育の場合、菌糸ビン飼育のように菌糸のコンディションの管理などが不要なので、低コストかつ手軽に飼育できるようです。

利用したマットは、具体的には、カインズのPet’s One「昆虫くぬぎマット」です。

今回、利用したマット

幼虫の飼育は、飼育ケースによる多頭飼育とプリンカップによる個別飼育に分けて行うことにしました。

飼育ケースの中の幼虫

飼育ケースは、既に有ったものを流用しました。

飼育ケースの設置場所は、産卵セットと同様、屋外で直射日光が当たらず、雨が入らない場所にしました。この状態で冬を越すことになります。

一方、個別飼育の方は、屋内(玄関)で飼育します。

プリンカップの中の幼虫

この場ではプリンカップと(勝手に)呼んでいますが😅、実際に使用した容器はゼリー食品を食べたあと洗浄した空容器です。

このため、幼虫飼育については、追加の費用はほぼ掛けずに進めています。

元気に成虫になることを期待しつつ、飼育を続けたいと思います!

その3:「マット交換」に続く予定です…。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事の動画はこちらになります👇 もし、宜しければ動く姿もご覧ください。 

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