i-papax’s blog (いきもの)

子供と一緒に捕獲した様々な生き物を飼育しています。素人ですが、飼育方法など実績を基にした情報を発信いたします。

カブトムシの幼虫  春、最後のマット交換(2022年マット節約技)

2022年の春(4月)に行ったカブトムシの幼虫の最後のマット交換についてご紹介いたします。古いマットの一部を再利用することでマットの消費を節約しています。

はじめに…

4年前の夏、こどもと一緒にキャンプに行き、そこで早朝にカブトムシを捕獲しました。家に持ち帰り、飼っていたところ、そのカブトムシが卵を産み、そのうち12匹が成虫になりました。その後、2代目も卵を産み、それが成虫になり、3代目、4代目と続き、現在、我が家では5代目となるカブトムシの幼虫を飼育しています。
こどもは既に、ほぼカブトムシを卒業したので父親が細々と飼育を続けています…😅

4代目から5代目への経緯

交尾(4代目の成虫)

2021年7月初旬、我が家では4代目となるカブトムシ(成虫)が交尾をしていました。雌は昆虫ゼリーを食べていますが、お構いなしのようです。次世代に向けて、期待が膨らみます。

カブトムシの成虫(交尾)

カブトムシの卵

7月下旬に、マットの上に卵が一部出ていたことから、産卵していたことを確認しました。我が家では5代目となるカブトムシの卵になります。

カブトムシの卵

孵化

我が家ではプラスチック製の衣装ケースを流用した飼育ケースを屋外に一つ、屋内(玄関内)に一つ設置しています。屋内に設置した飼育ケースについては、下記の記事で紹介しております。ご参照頂けると幸いです。

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本記事は、屋外に設置した飼育ケースの状況になります。
9月初旬、飼育ケース内のマットの中を確認しました。既に孵化しており、(おそらく)2令幼虫まで成長していました。

カブトムシの幼虫

このとき、とても残念ですが、体が伸びて,黒くなっている個体を見つけました。おそらく⭐になったと思われます…。原因はわかりません。

カブトムシの幼虫(⭐)

カブトムシの幼虫の成長

9月下旬、あらためて飼育ケース内のマットの中を見てみました。カブトムシの幼虫が順調に成長していることを確認しました。3令幼虫に達しているように思います(素人なのでよく分かりませんが…😅)。

カブトムシの幼虫

この確認のあと、秋に一度、大がかりなマット交換をしました。その状態で越冬しました。

春、最後のマット交換

2022年4月9日(土)、休日で天気が良かったこともあって、5代目の幼虫にとって、最後となるマット交換を行いました。

飼育ケース内の状況(マット交換前)

マットの表面に、カブトムシの幼虫の糞をたくさん確認することができます…😅

古いマットの除去及びカブトムシの幼虫の確認と確保

まず初めに、マットの上の朽木などを取除きます。

飼育ケース内のマットの状況(朽木の取り出し)

古いマットを取除きながら、カブトムシの幼虫の確認と確保を進めます。

飼育ケース内のマットの状況(古いマットの取り出し)

飼育ケース内のマットの状況(カブトムシの幼虫の取り出し)

飼育ケース内のマットの状況(カブトムシの幼虫の取り出し)

取り出したカブトムシの幼虫は、除去した古いマットを入れた別の容器に移して確保しておきます。

飼育ケース内のマットの状況(古いマットの除去ほぼ完了)

少し残っていますが、古いマットの除去は、概ね、終了しました。

古いマットの再利用

古いマットは、そのまま処分するのではなく、カブトムシの糞を取除いたのち、新しいマットと混ぜて再利用します。これは、素人考えではありますが、幼虫が慣れ親しんだ古いマットを混ぜることで、マット環境の急激な変化が抑えられ、マット交換に伴う負荷(もしあればですが…)が減ることで、カブトムシの幼虫にとってより良い状態を実現できるのではないか、との思いからです。
金魚などの観賞魚の水替えでは、一部の水だけを替えることが推奨されています。これは飼育水内のバクテリアの維持など、カブトムシのマットとは異なる事情があるとは思いますが、同じような発想をしました。
また、古いマットを再利用できると新しいマットの使用量を節約することができるので、経済的なメリットもあります。
後述するとおり、再生利用のためにふるいに掛ける必要があり、少し面倒ですが、過去の実績としても、特に問題はなかったので今回も古いマットの再利用を進めることにしました。


ふるいによる分別(糞べつ?!…冗談です😅)

古いマットを再利用する場合、カブトムシの幼虫の糞を分別し、除去することが望ましいと思います。
糞の分別には、100円ショップで購入したふるいを利用しました。

ふるい

具体的には、飼育ケースの開口部において古いマットをふるいに掛ける、という方法をとりました。

ふるいによるカブトムシの幼虫の糞の分別

ふるいによるカブトムシの幼虫の糞の分別

この方法の場合、ふるいを通過した古いマットはそのまま飼育ケース内に溜まるため、そこに新しいマットを加えれば、あとは混ぜるだけ、という状況をつくることができます。

再生マット(ふるいをかけた古いマット)

古いマットをふるいにかけた再生マットになります。よく見ると、多少、幼虫の糞が混ざっていますがこのまま利用します…😅。

カブトムシの幼虫の糞

写真は古いマットから分別したカブトムシの糞の一部になります。「肥料になる」という情報がある一方で、「植物の根の成長を阻害する」という情報もあり、実際のところはよく分かりません。自然は循環しているので有効利用したいところですが…。

今後、いろいろと試したいと思います。


新しいマットの準備

新しいマットとして、カインズの『カブト虫 育成マット』を購入しました。袋には「自然の栄養分をたっぷり含んだ広葉樹を発酵・熟成させた腐葉土タイプの育成マット」と記載があります。また、消臭成分ポリフェノール配合とのこと。

去年も同じ製品を利用しましたので、実績はあります。

新しいマット

新しいマットは、乾燥した状態なので、適当な水分を含ませるために、一旦、バケツに入れました。

新しいマットとバケツ

新しいマットをバケツに入れた後、水を加え、水分が全体に行き渡るように良くかき混ぜます。水分量の目安は、ぎゅっと握って、水の雫があまり垂れず、握った形がある程度、保持できるぐらいにしました。

この後、古いマットと混合するのですが、古いマットは水分量が少なめなので、新しいマットの水分量はが多少、多めでも良いかもしれません。

新しいマットとバケツ

飼育ケース内の古いマットに、水分を加えた新しいマットを足して、良くかき混ぜます。

飼育ケース内の古いマットと新しいマット

古いマットも新しいマットも元は同じ製品(カインズの『カブト虫 育成マット』)ですが、古いマットは色が暗く、新しいマットは色が明るいです。

飼育ケース内の古いマットと新しいマット

新しいマットと古いマットを、その色の違いがほぼ分からなくなるまで良くかき混ぜました。

飼育ケース内のマット(混合完了)

古いマットと新しいマットを良くかき混ぜたのち、表面をだいたい平らな感じにして、カブトムシの幼虫を飼育ケースに戻します。

飼育ケース内のカブトムシの幼虫

カブトムシの幼虫を、一匹ずつ、適当な間隔を空けながら、マットの上に丁寧に並べます。

飼育ケース内に戻したカブトムシの幼虫

全部で11匹でした。並べると結構大きさにばらつきがあります。成虫の大きさは幼虫の大きさで決まるようです。特に大きな成虫を望んでいるわけではなく、ただ、元気に育ってくれれば良いと考えています。

飼育ケース内に戻したカブトムシの幼虫

マットの上に並べた幼虫たちは、元気よくマットに潜って行きます。

マット交換が完了した飼育ケース

最後に朽木などをマットの上に配置してマット交換は完了です。

これまでの経験から、6月に羽化が始まると思います。それまでは、乾いたら水分を補給する感じでほぼ放置となります。

どんな成虫が現れるのか、今から楽しみです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事の動画はこちらになります👇 もし、宜しければ動く姿もご覧ください。

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