i-papax’s blog (いきもの)

子供と一緒に捕獲した様々な生き物を飼育しています。素人ですが、飼育方法など実績を基にした情報を発信いたします。

コクワガタ 繁殖に初挑戦 その3(蛹化、そして羽化)

コクワガタの雄(オス)と雌(メス)の個体を野外採取しました。そこで、自身では初となるコクワガタの繁殖に挑戦することにしました。

8月初旬に産卵セットを組み、その約2ヶ月後(10月)に幼虫の割り出しをしました。その後、翌年の6月に蛹化を確認し、無事、羽化することで成虫になりました!

その様子を紹介いたします。

はじめに…

これまで子供といっしょに採取したカブトムシの累代飼育をしていましたが、子供は成長とともにカブトムシへの興味がなくなり、今では自分一人で飼育をしています🤨。

カブトムシは数が増えたこともあって、成虫の餌(昆虫ゼリー)代がそれなりに掛かるようになりました。また、特に成虫を玄関で飼育する際、そのニオイが気になると、家族から多少の苦言をいただくこともありました…😭。

カブトムシのことは好きなのですが、より小型なクワガタであれば、餌の消費量が少なく、ニオイがあまり出ないのではないかと思い、クワガタの採取を進めました。その結果、コクワガタと思われるつがい(雄と雌)を採取できたので、8月初旬に産卵セットを組み、10月に割り出したところ、幼虫を確認することができました。

(「産卵セット」、「割り出し」に関する記事は以下👇になります。ご参考になれば幸いです。)

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蛹室形成!?

割り出しの後、一匹ずつ、くぬぎマットを入れたプリンカップで個別に飼育を続けました。

翌年の初夏、幼虫を入れたプリンカップを見ると、大きく育った幼虫がプリンカップの底に繭のような形状の空間を作っていました。

おそらく蛹室ではないかと思います。

自然の中では、蛹室の壁は全てマットや土で覆われているのではないかと思います。蛹室の半分がプリンカップの側壁となっている状況は、ベストの状況ではないと思うのですが、今から掘り起こすのも気が引けるため、このまま状況を見守ることにしました。

蛹化

数日後、プリンカップを観察すると、幼虫とは明らかに異なる形態になっています。6本の脚のようなものが見えているので、蛹室の中で蛹化が完了したようです。

蛹が体勢を変えたところを観察すると、大アゴの大きさからどうやらこの蛹は雄のようです。

写真では分かり難いのですが、頭部には黒い眼と、色の濃い大アゴが確認できます。

別のプリンカップでも、底の部分に形成した蛹室の中に蛹を確認できました。

こちらは大アゴが小さいので雌のようです。

羽化

さらに数日後、気付いた時には羽化が進んでいました。

まだ、体の色が薄いです。大アゴの大きさから判断すると、こちらは雄のようです。

別の角度から観察すると、蛹の殻は全て抜けていました。

まだ、腹部は上翅に覆われていないので、羽化し始めてからそれほど時間は経っていないのかもしれません。

別のプリンカップでも同じタイミングで羽化が進んでいました。

こちらも体の色が薄く、腹部は上翅に覆われていません。

大アゴが小さいので、こちらは雌のようです。

成虫の掘り出し

マットからいつ外に出てくるのかが分からないため、プリンカップごと別の飼育容器の中に入れています。

本来は、自力で出てくるのを待つべきだと思いますが…。

しばらくたっても、なかなかマットから出てきて姿を見せてくれないので、掘り出すことにしました…😅。

(コクワガタのことを考えるとおすすめしませんが…)

プリンカップの中のマットの表面をよく観察すると、凹みがあるので、深夜など見ていないときに、表に出てきているのかもしれません。

マットをかき出していくと、蛹室にたどり着きました。

蛹室の周辺のマットは固くかたまっています。コクワガタはどこに隠れているのやら?

蛹室をプリンカップの外に取り出すと、その下から隠れていたコクワガタが這い上がってきました。

元気な雌です。前胸背板の部分が艶々しています。

別のプリンカップからも掘り出してみました。

大アゴは小さめですがこちらは雄です。羽化からあまり時間が経っていないからなのか、やや赤みがかった色に見えます。

今回、最終的に、雄一匹、雌2匹の合計3匹の羽化を確認しました。

越冬組

こちらは、前年に野外採取し、越冬したコクワガタ達です。全て雄です。

前年に卵を産んだ雌、すなわち、今回、羽化したコクワガタたちの母親は残念な☆になったため、もう居ません。

これら越冬組と、今回、羽化したコクワガタとを組合せて、再び、繁殖に挑戦してみたいと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

こちらには、この記事の動画はなります👇 もし、宜しければ動く姿もご覧ください。

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