i-papax’s blog (趣味)

近所で採取した生き物を子供といっしょに色々と飼っています。素人ですが、捕まえた生き物の種類がどんどん増えてきて、そのうち手に負えなくなるのではないかと少々心配の今日この頃です。(サラリーマン工学博士)

アユカケ(カマキリ)?の幼魚

アユカケ(カマキリ)?の幼魚

見慣れない魚(素人ゆえ😂)

 干潮時に河川の下流の干上がった場所で見慣れない小さな魚がお腹を上に向けてじっと動かずに転がっているのを見つけました。初めて見る魚でした(素人なので詳しく有りません😂)。放っておくと鳥に食べられる、もしくは、そのまま絶命するかもしれないので、取り敢えず、近くにあった容器に水を入れ、その中に入れました。水の中では腹ばい(?)になったのでなんとか生きている様です。 

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干上がった場所で見つけた魚

 

アユカケ(カマキリ)の幼魚か!

 その後、上からだとよく分からないので、透明な容器(昆虫などを飼育する小さなプラスチックケース)に移しました。鰓蓋が動いているので、どうやら無事のようです。体長は3~4cm程度です。この写真では分かり難いのですが(すみません🤦‍♂️)、鰓蓋の先が棘のように鋭くとがっています。カジカやドンコの様にも見えますが、アユカケの幼魚かもしれません。

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アユカケ(?)の幼魚

 あまり動かないため、少し水合わせしをしてエアレーションのある60cm水槽に移しました。すぐに流木の隙間に隠れてしまいましたが、しばらくたつと流木の上に顔を出してくれました。比較的元気なようです。なお、この水槽にはザリガニやエビなど、同じ地域で自然採取した水生生物を飼っています。

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アユカケ?の幼魚(60㎝水槽内)

 小さいのですが、よく見るとなかなか貫禄のある顔つきをしています。体の模様やお腹の色が白いことから、おそらくアユカケの幼魚(稚魚)だと思います。
 

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アユカケの幼魚(頭部)

 

 初めて見る魚なのに、アユカケだと思った理由は、子供の頃にみた漫画かアニメで、鰓蓋にある棘でアユを引っかけて捕食する「アユカケ」という名の魚がいる、という話が有ったことを記憶していたからです。

 

 アユカケにはカマキリという名前があるようです。学名は、Cottus Kazika、英名は、Fourspine Sculpin。分類は、スズキ目カジカ亜目カジカ科カジカ属とのことです。秋田県・茨城県以南の本州、四国、九州に生息し、淡水産カジカの仲間では一番大きく、最大で30㎝程度になるとのことです。  

 

 親魚は秋に海へ下り、河口域や沿岸域で産卵し、生まれた仔魚は海で浮遊生活した後、稚魚となって川に上ってくるとのこと。今回、見つけたのは、川を上ってきた幼魚(稚魚)だと考えられます。

 

 体には黒い帯が入っていて、基本的にモノトーンですが、綺麗な柄(模様)をしていると思います。泳ぎはあまりうまくない様に見えます。

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アユカケの幼魚(体)

 

 静止画だと、体の模様で分かりにくいのですが、鰓蓋には鋭い棘が見えます(動画だと多少わかります。動画の再生については文末をご参照頂けると幸いです)。

 鰓蓋にある棘でアユを引っかけて捕食する、という伝承がある様ですが、実際はどうなのでしょうか。

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アユカケの幼魚(鰓蓋の棘)

 

 アユカケは、幼魚の時は水生昆虫などを捕食し、大きくなると魚やエビなどを食べ始めるようです。大きくなれば捕食対象になると考えられるヌマエビですが、今は体が小さいので、恐れているようにも見えます。

 

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アユカケの幼魚とヌマエビ

 水槽の中には数匹の稚ザリもいます。狙っているのかもしれません。

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アユカケの幼魚(稚ザリをみているのか?!)

 アユカケ(カマキリ)は環境省のレッドリストに絶滅危惧種Ⅱ類(VU)として掲載されています。調べたところ、採取した地域(都道府県)では絶滅危惧にはなっておらず(レッドリストには載っておらず)、また、激減しているなどの情報もありませんでした。地域によって生息状況にかなり差がある様ですが、元気になったようなので元いた場所に返したいと考えています。全国的に適正な生息数に戻ることを期待しています。

 

 最後までありがとうございました。動く姿はこちら👇 をご覧頂けると幸いです。


アユカケ(カマキリ)?の幼魚 Fry (young fish) of Cottus kazika (Fourspine Sculpin).