青いザリガニの苦難(7)
前回まで…
近所で捕獲した青い雌のザリガニを赤い雄のザリガニといっしょに飼っています。青いザリガニと赤いザリガニは争いが絶えず、青いザリガニは右の爪の一部が欠けてしまいました。しかし、喧嘩するほど仲が良いとはよく言ったものです。ついに2匹は交尾にいたりました。
しばらくすると、青いザリガニの色は徐々にその色が赤っぽくなってきました。これは、ザリガニの健康を考慮して、カロチノイドを含む人工飼料を与えていたからだと思います。爪の色はほぼ赤色に成り、裏側(腹部側)から見ると青さは全く感じられず、もう、青いザリガニとは呼べないかも、という状態になりました。
ところが…
再度の脱皮…
青い雌のザリガニは捕獲したときから青っぽかったのですが、当初からカロチノイドを含む市販のザリガニ用の餌(人工飼料)で育てています。カロチノイドはザリガニを赤っぽく(オレンジ色や黄色も含む)する色素のようです。現在よりも小さいときに、ややオレンジ色に成ったこともありましたが、脱皮をすると、また青色に戻る、ということが続いています。
(以前の関連記事は以下👇になります。もし、宜しければご覧下さい。)
実際に、使っている餌は、株式会社キョーリンのザリガニのエサ にごり・ニオイ対策用です。生きた善玉菌である「ひかり菌」が休眠状態で配合されていて、体内で活性化してフンとともに排泄されて水のにごり・ニオイを抑える、とのことです。
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今回は、かなり赤くなっていたいので、脱皮後も赤っぽいのではないかと想像していました。結果は下の写真のとおりです。
ぱっと見は青いですが、所々に赤みが少しあるように思います。後ろに写っている脱皮殻は赤っぽいので、赤い色素の大部分は脱皮殻のほうにいってしまった様です。
眼の可動範囲
脱皮直後のためか、眼がよく動きます。上の写真は、ザリガニが眼を前方に伸ばした瞬間の一コマになります。通常の位置と比べると前方にかなり伸びていることが分かると思います。ザリガニの眼の可動範囲がこんなに広いとは知りませんでした。(ザリガニは奥が深いです…)
胃石かも!?
眼の後ろに白い部分が見えますが、これは胃石が透けて見えているのかもしれません。実際に胃石を単体で見たことはないのですが、眼の後ろのあたりにあるようです。胃石はカルシウムからできているそうで、脱皮のあとに胃石にためたカルシウムを利用することで新しい殻を固くするとのことです。
帽子?
数日後、 青いザリガニの頭の上に何かが乗っかっていることに気付きました。これはどうやら石巻貝の様です。石巻貝の動きはそれほど早くないと思いますので、こうなる前にザリガニは気付いても良さそうなものです。寝ていたのか…?、何がどうしたらこのような状態になるのか、想像し難いです(笑)。
手を(脚を)伸ばしていますが、取れそうに無いようです。
まあ、見方によっては、ベレー帽のように見えないこともないので良いかも。
もう、外すのあきらめたのだろうか…。
しばらくすると、石巻貝は頭から眼の横に移動していました。
手(脚)で必死に外そうとしていますが、石巻貝の吸着力は強いようです!
流木から落ちそうです。もしかしたら、流木に押しつけることで石巻貝を外そうとしているのかもしれません。
撮影はできませんでしたが、石巻貝は無事、外れていました。外れた石巻貝がどうなったのかは、今のところ確認ができていません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。本記事の関連動画はこちら👇になります。もし宜しければご覧頂けると幸いです。(動く姿を見ることができます)